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2015.05.22 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

達谷窟毘沙門神楽 御神楽 @平泉の文化遺産讃歌

さて本日は平成20年に行われた「平泉の文化遺産讃歌」から引き続き達谷窟毘沙門神楽さんの 御神楽についてです。


達谷窟毘沙門神楽さんの由来については定本より

「今から230年ほど前に始められたと言い伝えがあるが資料はない。
明治初期、水沢市北下幅神楽と、大正初期水沢市瀬台野神楽を指導し交流がなされている。
現在の神楽は、昭和四八年、平泉町平泉字上窟の阿部幸吉師匠の指導により復活したものである。
古い庭元のことは不明であるが、現在照井幸男が代表者となり世話している」

とありま。

この日のステージでは、神楽会員の皆さんが出て躍りましたが、ほとんど(全員)女性でした。
この当時、保存会長の照井幸男は地域の子供たちに神楽指導をする一方で、その付添に来た若い母親たちにも声を掛けて神楽に興味を持たせるべく努力し、次第に神楽の輪を広げていったということが「かぐらのわvol.4」にも詳述されている。

takkoku1無題

私個人の趣味ですが、このビデオの音声部分だけを取り出してCDに収録して通勤時に聴いています。
決して技巧的ではない太鼓と神歌ですが、田んぼの野面を爽やかに吹き抜けていくような胴取歌にいつも癒やされるのです。

そして、あいの手に女性たちの舞手が「せんや~ハ~」と掛けかければ、忽ち諸厄除難、家内安泰の心地がするのである。

この舞手の中に、イギリスのレスター出身の千葉ローズマリーさんもおります。
彼女は、胴取りの照井幸男に子供をスカウトされたことを契機に、いつしか自分自身も舞手になっていたと言っておられました。
その神髄は「チャレンジ&トライ」と語り、今では舞いばかりでなく胴取もこなせるような神楽メンバーとなっています。

takkoku2無題

動画でどうぞ。

テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2015.05.22 |

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Author:祭りの追っかけ
祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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