北下幅神楽 御神楽 @駒形神社奉遷記念大祭宵宮
さて、本日は5月2日に陸中一宮駒形神社の奉遷記念大祭宵宮に奉斎されました北下幅神楽さんの子供たちによる御神楽についてです。
この駒形神社の祭神は胆沢平野の西方、奥羽山脈に聳える駒ケ岳に奥の院を据える駒形大神です。
その里宮が、駒ケ岳の麓から金ケ崎町内に移り、明治になって現在地に遷宮したのが現在地であり、それを記念しての大祭ということです。
今年は桜が咲くのがとても早かったので、今年は既に散り始めていましたが、水沢公演の桜まつり見物に来た花見客も立ち寄るなどして、いつもの年より神楽のギャラリーが多くおりました。
北下幅神楽さんの由来については定本より
「明治初年、千葉源五郎外七人の仲間が、水沢市旧満倉上葉場村、高山稲荷神社の上葉場神楽に弟子入りし神楽を習得した。
明治二年の修験道廃止により神楽団も解散したため、北下幅村の仲間で、北下幅神楽を創設した。
また自ら庭元となり、多くの弟子を養成するとともに、西磐井郡平泉町達谷神楽、水沢市真城瀬台野神楽との交流を深め
数多くの演目を習得した。
初代庭元千葉源五郎、二代千田伊四蔵、三代千葉源五郎、四代小野寺彦助、五代千田竹松、六代千葉庄太郎、七代千葉運蔵、現在の庭元千葉源一は八代目である。
昭和三六年三月、水沢市無形文化財の指定を受けている。
なお他村に伝授した箇所は、明治二五年佐野神楽、福原神楽、明治三○年鴬沢神楽、明治三五年鵜の木神楽、南部岩崎神r楽、大正10年番匠神楽、大正14年昆沙門神楽等である。」
とあります。
現在は第11~13代の混成でメンバーを構成していて、現在の代表は千葉新太郎さんです。
この日は、小学生2人と中学生2人による御神楽です。
観客席には子供たちの親たちも沢山見に来ていて、終始和やかな神楽鑑賞となりました。
動画でどうぞ。
