寄せ太鼓~三番叟@ 第2回北上春祭り
さて、本日は5月3日に開催されました宮城県石巻市北上町十三浜で開催されました第2回北上春祭りの模様をお伝えします。
この祭りに関わるようになって3年になります。
宮城県の追波川河口流域にある北上町は水産業が」メインの集落でしたが、震災以降は未だに明確な再生計画がなく、将来に不安を残している状態です。
そんな中でも、祭りや神楽を地域コミュニティ再生の原動力と捉えた若者たちが祭りの構築を進めてきたのがこの春祭りです。
プログラムの最初は、地元大室南部神楽による寄せ太鼓と舞台清めです。
そして、その後の最初のプログラムは、式舞の三番叟です。
舞手は小学校2年生のゆうへい君です。
観客席のご婦人方の人気を一気にさらって行きました。
舞台終了後は親子で挨拶です。
この日、寛さんが一番緊張したのはこの演目だったのではと思います。
大室の神楽の練習は、皆がバラバラの仮設等に移り住んでいるため、以前のような練習ができないということを聞きました。
それでも、大室の住民が顔を合わせる機会が神楽の練習日であったり、神楽衣装を協働で繕う場面が唯一の機会となってしまったということです。
そんな中で、子供からお年寄りまで集う機会が「祭り」なのだと思います。
この日も、会場のそちらこちらで「あら、久しぶり元気だった?」という会話が聞かれました。
大室のこの場所も来年までには嵩上げ工事などが予定され、今までのような祭り形態は難しくなるようです。
それでも祭りと神楽を続けていただくことを祈念いたします。
動画でどうぞ。
