平成27年 羽田町火防祭
ざて、本日は奥州市内の春祭りトップを飾る「羽田町火防祭」についてです。
この祭りは、昭和初期の大火をきっかけとして始まったもので、鋳物太鼓の演奏や消防団によるまとい振り、羽田ふるさと音頭などさまざまなイベントが開催され、33歳厄年連が引く鋳物屋台がメインとなって地域一体となった祭りになっています。
昨年の祭りは小雪の舞う中の寒さに震えた祭りでしたが、今年は天気に恵まれ穏やかな春の日差しの元での山車運行となりました。
ここはJR水沢江刺駅西口前に鎮座する五十瀬神社前です。
ここで三十三歳厄年連「亥武伝」が木遣りを歌って先導しながら鋳物屋台が出発式を行いました。
ここの屋台は文字通り鋳物でできています。ということは鉄やアルミの山車に比べてとても重いということです。
巡行区間内には幸い大きな勾配がないから良いものの、これは大変な苦労と思います。
それで、五十瀬神社前を出発した山車はメインストリートに移動して、沢山の観衆の中を山車運行していきます。
メインストリートでは各厄年連の出し物や、羽田小学校のマーチング。それに今年は42歳厄年連の企画イベントとして新沼謙治・臼澤みさきコンサートが行われました。
水沢に春を呼ぶ祭りとして定着しているこの羽田火防祭ですが、本当に地元の皆さんが一致協力している姿がよく見えるお祭りです。
来年は皆さん是非おいでください。
ところで、羽田町といえば「鋳物の町」です。
町中には鋳物工場が立ち並び、鉄を冷ます水が町内のあらゆる所を流れています。
祭り見物かたがた、それらの景色も是非ご鑑賞ください。
鋳物山車の動画です。 どうぞ。
以下に今年のチラシを掲載しておきます。
