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2015.03.16 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

一関夫婦神楽 屋島の合戦 @一関民俗芸能祭

本日は一関夫婦神楽さんの 屋島の合戦についてです。

その前に由来については定本から

「昭和五四年茂庭勉が世話人となり、小野寺寿夫妻、石川幸義夫妻等が中心となり、瑞山神楽の舞手であった小岩孝太郎の指導で厳美夫婦神楽を創設した。初代庭元茂庭勉である。」

とあります。現在の代表も茂庭勉さんで、この日も胴を取っておられました。



もともとは厳美夫婦神楽と称して、仲間内でしっかりと神楽を行っていました。
それが現在では一関夫婦神楽として継承し、頑張っておられます。




演目は屋島の合戦です。


源義経と、その従者の佐藤継信、忠信の三人舞です

DSC02645.jpg

屋島の合戦にて、義経の第一臣である佐藤継信が、平氏の放った管矢にて重症を負います。

昼間の戦が終わっても戻らぬ重臣の行方を案じた義経が忠信に兄継信の探索を命じます。

忠信は、夕暮れの浜辺を敵味方双方の死骸が累々と重なる中を兄継信を訪ねゆきます。

DSC02657_201503150743113a4.jpg

そして、遂に兄継信を探し当てた忠信ですが兄の弱り果てた姿を見て、とりあえず高松城に居留する義経のもとに連れていくことにしました。

DSC02660.jpg

義経が重臣をねぎらう中でも、兄弟の思いに情けをかける部分がこの段の泣かせ所となっています。
やがて義経自身も兄頼朝に追われて奥州へと落ち延びてゆくことを知っているだけに観衆の琴線に触れる所と言えます。

DSC02662_2015031507431384b.jpg

動画でどうぞ。


テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2015.03.16 |

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Author:祭りの追っかけ
祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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