行山流舞川鹿躍 三人舞 @一関民俗芸能祭
さて、本日は行山流舞川鹿躍です。
このところ神楽ネタが続いておりましたので、鹿踊は久しぶりです。
この日の演目は前庭踊に続いて三人舞でした。
三人舞の鹿歌は
〽 秋風のそよりそよりと吹く年は 今年の稲穂は八穂で八石
三人舞は側鹿の勇壮な舞です。なので、鹿歌も
〽 春駒は 庭の桜につながれて 駒が勇めば 花は散りそろ
と、若鹿が跳ねまわる様が目に浮かぶような舞になっています
ところでこの歌は、江戸時代の『山家鳥虫歌』中で、「咲いた桜に なぜ駒つなぐ 駒が勇めば 花が散る」というのが掲載されていて、男女の機微をも歌ったものと言われています。
また、都々逸にも歌われた如く一世を風靡した人気のある歌だったようです。
鹿踊でも雌獅子にからむ雄獅子を表現しているあたり当時の風潮を思慮することができそうです。
閑話休題
舞川鹿躍さんは、若いメンバーが多く頑張っています。
また、東京在住の舞川出身者が中心となって東京鹿踊を結成して、鹿踊の上演やワーキングなどを通して、鹿踊の広報・伝承活動も頑張っておられます。
動画でどうぞ。
