市野々神楽 鶏舞 @一関民俗芸能祭
さて、本日からは3月1日に行われました第30回一関民俗芸能祭についてのリポートです。
(当日のプログラムは本日ブログの最後に掲載しましたのでご参照ください。)
最初は市野々神楽同好会さんによります鶏舞です。
その前に、市野々神楽同好会さんの元となった市野々神楽について定本より参照すると
「市野々神楽は吾勝神社の奉納神楽で羽黒派自鏡山金剛院の法印神楽の流れを汲むものである。
市野々神楽直系の本郷神楽が盛んになり、市野々神楽を代表するようになった。
また、市野々神楽の流れをくむ赤猪子神楽は山谷神楽系を取り入れ盛んになった。両神楽とも昭和初期舞手がなくなり合体して市野々神楽と改称した。戦後舞手がなく再び衰退したが、昭和51年南沢神楽の指導で市野々神楽を再興した。」
とあります。
昭和51年当時、地域の若者の集まり「市野々読書会」が一関市で開催されたヤングフェスティバルに出場する際に「自分たちが大人から習ったものをやろう」と、鶏舞を演じたことがきっかけで有志 15 人が同好会を設立。以降、鶏舞のみを演じてきたということです。
さて、鳥舞ですが先週から一関地方の様々な鳥舞を取り上げてきましたが、同じ流派から派生しながら多少の違いを持って各団体で踊られています。
市野々では姿勢を低くして、廻るごとに身を沈めるのが特徴でしょうか。
市野々神楽同好会さんでは、会員が男性3人女性 13 人で地域の行事等に出演する他、市野々地区の子ども達にも指導をしているということです。
動画でどうぞ。
当日プログラム(一部変更がありました)
・市野々神楽同好会「鶏舞」
・ 古内神楽保存会「岩戸入り」
・ 蓬田神楽保存会「曽我兄弟父の仇討ち」
・ 舞川鹿子躍保存会「三人舞」
・ 牧澤神楽保存会「生田が森墓所」(-の谷軍記より)
・ 一関市立本寺中学校「本中鶏舞」
・達古袋神楽 「鶏舞」
・ 一関夫婦神楽「屋嶋の合戦 継信最期の場」
・ 南沢神楽「五大領」
・ 蓬田神楽保存会「三熊大人退治」
・ 達古袋神楽「弁慶安宅の関」
