平倉神楽 天降り舞 @遠野神楽共演会
本日は平倉神楽さんの天降り舞についてです。
平倉神楽さんの由来については「遠野の民俗芸能」等より
「明治34年旧宮守村塚沢の塚沢神楽から二代にわたって指導を受け、その時、神楽幕及び権現様をいただいている。
戦時中に中断していたが、昭和30年頃からは神社での神事のみ行った。昭和60年ごろに小学生のシンガクを復活させ八幡宮例祭等に参加するようになった。
平成12年から岳神楽の直径である石鳩岡神楽から一の倉保氏を招いて指導を得、本格的な幕神楽の練習を開始して今に至る。」
とあります。
さて、早池峰神楽の荒舞の中でも特に人気のある天降りですが、荒舞の真骨頂の一つである幕入り前の幕振りです。
荒神が今から降臨する様を予見させる工夫です。
そして、さんざんに振られて何が出現するのか観衆があれこれと懊悩するうちにバッと姿を現す一人の舞手
それこそが岐の神でもある猿田毘古神である
こうして、高天原から天降った瓊瓊杵尊を迎えて、瑞穂の国へと導きたもうと約束し、天津神と国津神が和合して倭の国を創生したという神話に結実します。
そして後半は面を外しての崩し舞になります。
動画でどうぞ。
