桜田神楽 法童丸庭園の場 @35回尾松神楽鑑賞会
本日は第35回尾松地区神楽鑑賞会から桜田神楽さんの法童丸庭園の場です。
その前に桜田神楽さんの由来について
「明治末期頃、桜田神楽があったと言われて来たが、後中断し昭和二○年、再出発し、また中断した。
昭和五○年、伊藤惣一が庭元となり、栗駒町片子沢神楽(岩手県南部神楽系)から神楽の師匠を迎え指導を受け、桜田神楽を再興した。」
とある。片子沢神楽は黒沢神楽系となっている。
現在の代表は高橋丈夫さんです。
昨年の尾松神楽鑑賞会では法童丸母対面の場を演じましたが、今回はそのひとつ前の場面となります。
一の谷の合戦で熊谷次郎直実に討たれた平敦盛の幼子が、母玉織姫によって加茂大明神のもとにやむなく捨て子にされ、通りかかった法然上人、蓮生坊に育てられたという物語です。
ある日、法童丸は鳥にさえ親はいるのに、自分には父も母もない、何故なのかと法然上人に問いかけます。
法然上人は、法童丸が法然上人に拾われた経緯を説き明かし、上人自身を父親とも母親とも慕って生きて行くのだと諭します。
蓮生坊が法童丸を見つけ出した時に法童丸を抱いていた女がいたことを思い出し、母親かもしれないと、加茂の明神をさして急ぐことになった。 と道行の舞で終わります。
動画でどうぞ。
