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2015.01.27 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

似田貝神楽 御神楽舞 @遠野郷神楽共演会

本日は似田貝神楽さんの御神楽舞についてです。

その前に似田貝神楽さんの由来について、

似田貝神楽は明治33年に同じ旧土淵村の飯豊神楽から伝授を受けて始められ、似田貝地域内に鎮座する神明社を掌管していたと思われる修験者(文殊院)により付属神楽として農民に伝えられたといわれます。
戦中戦後に一度途絶えたが、平成6年に保存会を結成して復活し今に至る。



遠野山伏神楽の系統では演目の初舞に岩戸開きをし、それと一体となった形で千代の御神楽が舞われる。これが御神楽舞ということです。

DSC01223.jpg

早池峰神楽の鶏舞に当たりますが、こちらでは三人舞となっていて、常に真ん中の一人と左右の二人が相対し、入れ替わりや廻りながら舞い、中盤では三人が背中合わせになり廻ります。

DSC01244.jpg

本田安次の「山伏神楽・番楽」の中に遠野の鶏舞と題して「遠野及び黒森の神楽では、鳥舞は岩戸についたものとし、これを「みかぐら」とも言う。遠野では清祓と岩戸開と鳥舞とが一緒になっている」と記述している。
また別の項では、「山伏神楽の鳥舞は、実は「みかぐら」であったらしいこと・・・」と述べている。
神楽の発祥から考えるとその通りと思われるが、何時のころにどのような経過で「鳥舞」と「御神楽」が混同したのだろうか。番楽の鳥舞を見ていると延年等の鉾振舞と似ていて、そのへんが御神楽の違いと思えないこともないが・・・

DSC01246_20150127205329130.jpg


動画でどうぞ。


テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2015.01.27 |

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祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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