陸前高田市横田町の虎舞
さて、本日は1月11日に行なわれた陸前高田市の川原祭組による悪魔祓いの門付けについて回った後の帰途に見掛けた虎舞についてです。
当日は小正月の権現舞やら虎舞が沢山行なわれていたようです。
気仙地方では浦々、町内会、集落毎にあるというのだから信仰の深さが理解できる。
和野の虎舞とは大隅商店街ですれ違いました。
大石の虎舞とは栃ヶ沢ベース付近で会いました。
大石は活動拠点の大石公民館が全壊し、道具類も被災したとのことだが、新調して活動できているようです。
そして、川原の権現舞が終わり、帰り道に横田町で見掛けた虎舞の門付けです。
どうやら横田町も各区ごとに虎舞があるらしい。
囃子方は太い竹を二本横に渡したものに太鼓を二台付けて叩き、笛がニ~三人ほどつく。
虎は二人立ちで二頭で舞い、子供のサイボウフリが5人ほどと、大人が一人道化役を演じている。
虎は玄関に舞い込み、サイボウフリがあやしながら激しく舞う。それを二頭が入れ替わりで行うと笛の調子が変わり、女の子たちの手踊奉納となる。
最後に虎頭で訪問先の家人の頭を噛んで無病息災を祈願し、酒肴をいただいて次へと渡る。
こういった、昔からのことが普通当たり前に催行されるということが、如何に大切で幸せなことであるか、思い至った一時でした。
動画でどうぞ。
