大乗に 神留まるな今日よりも 又来る年も神揃いせん
さて、本日は大晦日にふさわしく、上沼加茂流法印神楽さんの神送りについてです。
全ての演目が終わり神楽の座に招いていた神々を天津国に送るという儀礼的な演目です。
神送りの中で舞手が神歌をかけますが、その歌詞が祭りや神楽が無事終わったという余韻を感じさせて秀逸であると思います。
また大晦日にピッタリと合う内容なので掲載します。
〽 神道は 千道百道 道七つ 中なる道は 神の通路
大乗に 神留まるな今日よりも 又来る年も神揃いせん
神送る 高座の山も 晴れにけり 急ぎ帰らせ 四方の神々
上沼加茂流法印神楽の演目「六算返敗」は保食神が餅を四方に撒くという内容ですが、この日は特製のクッキーを客席に蒔いていました。
〽 供米を 手に取り持ちて 拝むには 四方の神は 承けて悦ぶ
さて、今年を顧みれば南部神楽のアレコレを調べることに終始していたような気がする。
来年はどういう年になるかわかりませんが、あいも変わらず祭りと芸能を追いかけていることには違いない。
ともあれ、今年一年、当ブログをご覧下さりありがとうございました。また、コメントいただいたり、間違いのご指摘をいただき感謝に堪えません。来年も皆々様のご多幸をお祈りするとともに、当ブログをご覧いただくようお願い申し上げます。
よいお年を!!
動画でどうぞ。
