上沼加茂流法印神楽 「塵取」2014.9.14 上沼八幡神社例祭
さて、本日は上沼加茂流法印神楽の塵取(ちりとり)です。
演目の内容は、天照大御神が天の岩戸に隠れると日本国が暗闇に覆われます。そこへ魔戯等(マギラ)が出現して様々な悪事をします。そこで天之安男命が箒でもって討ち祓い鎮めるというものです。
石見神楽に塵輪という演目があり、そちらは新羅の国から攻め寄せた賊軍を仲哀天皇が弓で討ち取った話ですが、なんとなく共通項が見いだせます。
天之安男命が竹箒を持って登場です。青面でかなり厳しい出で立ちです。
そこへ魔戯等が現れ、文字通おり悪戯をなします。
ここで天之安男命の神談義があります。「我が神通方便の鉾をもって彼の怪異神を祓わん」
魔戯等は、他の法印神楽と同様に悪鬼でありながら道化役的な要素もあり、観客を楽しませてくれます。
全ての魔戯等を退散させて幕入りとなります。
動画でどうぞ。
