白浜神楽 大江山酒呑童子
本日は白浜神楽さんの大江山酒呑童子についてです。
その前に、白浜神楽さんの由来について定本より
「昭和45年1月、栗原善三が庭元となり、宮城県栗原郡栗駒町、栗駒神楽佐藤佐吉師匠と花泉町大門神楽の菅原誠師匠の指導のもとに、白浜神楽を創設した。
初代庭元栗原善三で現在に至っている。」
とありますが、現在の代表は千葉良夫さんです。
歌舞伎等を題材にとった大江山酒呑童子という演目ですが、南部神楽ではなかなか上演されなくなりましたが、昔は人気のある演目だったようです。
もっとも、今回の上演時間は1時間20分という長丁場なので、神楽大会でも芸能発表会でもおいそれと出すわけにいかなくなってきているという事情もありますが。(歌舞伎や現代劇ではそれぐらいの時間は普通なんですが)
最初に登場するのは鬼退治に向かう源頼光と臣下の渡辺綱と坂田金時です。(本来の臣下は四天王ですが)
源氏の氏神である岩清水八幡宮に鬼退治の祈願して大江山へと向かいます。
大江山に着くと、深山大明神にご加護を祈祷します。
すると、深山大明神が現れ、源頼光一行に鬼退治の奇策を授けます。
酒呑童子が眷属(手下)を連れて現れます。
頼光主従は教えの通り山伏の姿に身を変えて酒呑童子の屋敷へとやってきました。
そして一夜の宿を乞います。
娘に策を頼み、酒呑童子主従に酒を飲ませて酔わせます。
鬼と頼光主従の戦いですが、備中神楽みたいです。大迫力です。
鬼が客席まで飛び出したり、頼光主従が鬼の薙刀をひらりと飛んだり。
動画でどうぞ。
