I-styleの南部神楽特集
今日は一関市の広報 I-styleについての宣伝す!
一関市教育委員会では平成26・27年度に市内の神楽団体について詳細な調査を行っています。
その内容は、神楽団体の由来・演目・ヒト・モノばかりでなく、その背景にある伝承地域の生活文化や地域コミュニティー、信仰に基づく精神文化に渡って、地域住民が綾なす世界を解き明かそうとする取り組みです。
その先頭に立っているのが橋本裕之氏と千葉信胤氏です。
両氏は、従来の神楽調査では流派や演目、舞型や神歌、太鼓の奏法などに重点がおかれ、ともすると「南部神楽の現在」とか「地域の暮らしに立脚した神楽」という視点に欠けてきたのではないかという提言をしております。
それゆえに、神楽の上演会を地域ぐるみの行事となるように企画するなどして従来にない研究調査事業を展開しております。神楽の伝承のために今何をしなければならないのか、警鐘を鳴らしながら、神楽団体とその周囲にいる人たちへ有意な方策をともに作り上げていくという姿勢には感嘆とともに敬服するばかりです。
私もそのお相伴に預かり、楽しく神楽を見て回って、その内容を当ブログでも掲載させていただいているわけですが、南部神楽の伝承発展に加担していこうかと、ハチドリの一滴にもならないようなことを考えるのでした。
さて、本題ですが、その調査事業をずっと追い続けてきた一関市役所広報担当者が渾身の南部神楽特集記事をI-styleに掲載しました。
全12ページにわたって、第1幕「直面」、第2幕「側面」、第3幕「満面」、第4幕「正面」そして最終章として「場面」と、神楽演目の様相で南部神楽とその背景や課題と未来について詳細に記述しています。
ぜひお読みください!
こちらから読むことができます↓ P3~13
広報いちのせき「I-style」12月1日号
