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2014.11.17 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

鹿合神楽 御神楽

さて本日は、第9回奥州市民芸術祭郷土芸能の祭典から鹿合(ししあわせ)神楽さんの御神楽についてです。

その前に、鹿合神楽さんの由来について定本より

「安政5年頃胆沢町小山、中沢神楽の本庄権太郎師匠より、加藤政治等が神楽舞を伝授された。加藤熊之助が庭元になり、鹿合神楽を創設したが中断した。
明治40年加藤政治の首唱により、水沢市北下幅神楽より小野寺太郎左エ門師匠を招き指導を受け鹿合神楽を中興した。
初代庭元加藤熊之助、二代加藤丈左エ門、三代安倍七右エ門、四代加藤谷松、五代~六代加藤菊右エ門、七代~九代加藤正二で現在に至っている。
昭和35年11月胆沢町無形文化財に指定されている。」

ということですが、現在の代表者は加藤源昭さんです。




尚、秋田県の番楽の報告書に鹿合から伝授されたとの説が紹介されている、ということですが、その詳細については後日保存会の方に伺おうと思います。
系譜的に見ると、羽黒系山伏神楽であったという胆沢の中沢神楽(文政年間以前の発祥)から伝授されたということなので、それが胆沢から秋田県の成瀬村へ通ずる仙北街道(国道397号線)を経路として伝播した可能性もあるのかもしれない。


IMG_8312.jpg

現在の鹿合神楽は北下幅神楽から習い直した形になっています。
くずしの部分は多少舞いやすい形にしてあるような感じですが、古風な感じがしていいですね。

かつては石渕の猿岩に奉納してきた由緒ある神楽組ですので、長く伝承されるといいですね。

IMG_8317.jpg

動画でどうぞ。

テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2014.11.17 |

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祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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