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2014.11.10 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリシシ踊り

行山流大木鹿踊 くるい踊り

本日はいわい民俗芸能祭から行山流大木鹿踊さんの くるい踊りについてです。



由来については及川宏幸著「行山流鹿踊」等から

「文化7年(1810年)に大東町大原山口の喜左衛門から、(東山町長坂)大木の鈴木善太郎に伝承された。
戦時中もまた戦後も復員した人々によって踊り継がれ、現在に至る」

とあり、行山流山口派の経脈をひく踊り組としている。
踊りの種類は「門ほめ」「庭ほめ」「屋敷ほめ」といった儀礼の踊りを中心に「牝鹿かくし」「案山子撮り」「墓踊り」など三十種ほどを伝承しているという。
「墓踊り」は、家々から持ち寄った位牌を中央に置き、祖先の供養のために踊るという。

現在の代表は鈴木初男さんです。


IMG_8082.jpg

大木鹿踊さんの装束の特徴としては中立ちと牝鹿の前幕に六枚の菊紋が三行染めてある。側鹿たちは九曜紋が真ん中に五つと両側に六つずつついているところ。

IMG_8086.jpg

くるい踊りについて当日プログラムに紹介文がありましたので、掲載します。
踊りの情景が分かる内容です。

山から里におりてきた鹿達が、よい遊び場を探し求めて戯れている様を踊化した踊である。
最初に8匹の鹿共が3列になり庭踊の演技をして、次第に踊りて最高潮に達した時、一匹芸に優れた鹿が音頭をとり2~ 3匹の仲間の鹿を引きつけて楽しそうに演技をした後、また元の仲間の所に戻り一緒になり、踊りの幕を開じる様を表現した踊りである。




IMG_8097.jpg

まわり鹿の子からひき鹿の子へと続いて、最後は太鼓の調べで終わりました。
とても元気のいい踊りでした。

IMG_8110.jpg

動画でどうぞ。

テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2014.11.10 |

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祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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