栗原神楽 鵯越えの逆落し @第37回平野神社神楽大会
本日は栗原神楽さんの鵯越えの逆落しです。
さて、第37回平野神社奉納神楽大会のリポートも本日が最後です。
この日は昨年度の優勝チームである栗原神楽さんが審査員の審査時間に奉納神楽を行いました。
で、審査の結果は栗原神楽さんの勧進帳が2連覇での優勝ということになりました。
すごいことだと思いますが、聞けば過去に6連覇したこともあるというから驚きです。
因みに昨年の演目は「法童丸父対面の場」でした。⇒昨年のブログ記事を参照してください
さて、奉納神楽の演目ですが、源平合戦から鵯越えの逆落しです。
源義経が平家軍を追討しようとしますが平家物語に「九郎義経は一谷の上鉢伏蟻の戸と云所へ打上て見ければ軍は盛と見たり、見下せば或は十丈計の谷もあり、或は二十丈計の巌もあり、人も馬もすこしも通べき様なし(『延慶本』)」とあるように一の谷へ攻撃する手段に窮していました。
誰か平家を討ち果たす道を知るものはおらぬかと部下たちに問いかけます
配下一の家来 武蔵坊弁慶が呼びだしに応じて参上します。
暗く険しい鵯越までの道の先達として松明を掲げて進む役を命じられます。
かくて、義経一党が険しい山道を鵯越へと進みます
そして鷲尾三郎の進言により鵯越から平家の陣を急襲することを決意します。
「鹿が通る道を馬が通れぬ筈は無し!」とて、一気呵成に馬もろとも駆け下りる覚悟を決めます。
かくて、登場人物総出で荒舞となります。非常に壮観です!
この場面が楽しみで鵯越の逆落しをリクエストしたいくらいです。
動画でどうぞ。
