新山の神楽 @ ふるさとの祭り2014
さて、本日は福島県双葉町の新山の神楽についてです。
由来について
「新山の神楽は、黒い獅子頭が特徴的です。四隅の邪気を払うことで、1年の家内安全・無病息災を願い、厄を払ってくれました。
新山神楽は、秋葉神社で4年に1度行われる「お下がり」で披露されてきました。「神様が社から降りてきて町を練り歩く」このお下がりに合わせて、演舞されてきた」
ということなようです。
福島県内に神楽が200団体ほどあり、その内170団体が相馬地区に集中しているということです。
それは、かつてこの地方がヤマセによる冷害で飢饉の被害が大きかったことから、神楽の加持祈祷によって霊を慰め豊作を祈ったことによるということでした。
最初は二人立ちで、獅子幕を振っての幕舞です。
次に幣束を採っての幣束舞、そして鈴と刀を持っての鈴舞となっています。
ここからが、特徴的な部分ですが、獅子幕の中に更に1人入って三人立ちで荒々しく獅子頭を振り、四方を祓い清めます。
最後は獅子が伏せた状態で口上をあげます。
「やっこ 当座敷にて舞い出してござる。お先に立ちては天照皇大神宮、けんだいの悪魔祓い。家内安全、無病息災」
動画でどうぞ。
