原瀬太々神楽 岩戸開き @ふるさとの祭り2014
今晩は旧暦の九月節で満月だが、なんと皆既月食!
家の400mmレンズではこのへんが関の山かな。
まあ拝んだついでに願い事でもすれば叶いそうなので宝くじでも当たるように祈りましたがオータムジャンボまだ買ってないぞ・・・。
さて、そんな優雅な本日は原瀬太々神楽さんの岩戸開きについてです。
由来について二本松市のHPより抜粋
「原セ諏訪にある諏訪神社の神楽殿において、宵祭りの8月26日に演じられる出雲流神楽である。この出雲流神楽を地元では「諏訪神社永代太々神楽」と呼び、また単に「十二神楽」、「太々神楽」とも呼んでいる。
演者は氏子有志からなる楽人であり、曲目は10数座を伝えている。古くは、祭礼のたびに近郷の神職が集まって演じていたが、明治初年頃から氏子に伝授された。曲目こそ少ないが、古風をよく守り伝えており貴重である。」
とあります。
演目はこの窟戸開舞の他、御幣舞、天地開闢、天狐舞、太刀舞、大山祇命小弓遊び舞、諏訪鹿島舞、事代主神舞などがある。
序盤の天児屋根命が登場する場面の囃子は神楽というより舞楽に近い。所作も然り。
次いで、手力雄命が現れると太鼓や笛が神楽囃子になる。
天の岩戸の舞台装置は、四角に竹を組んだものに張った布に岩屋を描き、岩戸の部分の布が外せるようになっている。
手力雄命が岩戸をこじ開けようと何度も跳躍回転して岩戸に挑みかかる場面が見どころとなっている。
それでも、なかなか開かなかったので、天宇受売命が御榊と鈴を持って御神楽を舞います。
すると天照皇大神が岩戸を開いたので神々が畏まって迎えます。
手力雄命が岩戸の布を持って大海に投げ入れる所作が意外でした。
これでめでたく世の中が明るくなり、神々が再び舞楽にのって退場です。
二本松市には県指定の鈴石の太々神楽をはじめ沢山の太々神楽がありますが、同様に出雲流の神楽であると言い、採り物舞と詞章の無い神楽能が混成されたもののようです。
動画でどうぞ。
