富沢神楽 法童丸母子対面の場 @牧沢八幡神社例祭
本日は引き続き南部神楽上演会からゲスト出演の富沢神楽さんの法童丸母子対面の場です。
演目内容は、一の谷合戦で熊谷次郎直実に討ち取られた平敦盛の妻が身籠っていた子どもの後日譚となっている。
熊谷が出家して蓮生坊は法然上人の弟子となり、加茂の明神下り松の下で拾った敦盛の子法童丸を七歳になるまで育て上げた。
ある日法童丸に母に会わせて欲しいと懇願され、吉水の草庵を法然上人とともに訪れるのでした。
法童丸が吾が子と知らされた玉織姫は、法童丸の望みにより父敦盛公の最後の様子を聞かせて、父の仇はこの蓮生坊であると教えます。
7年育ててもらった恩義もあるというものの、父の仇と聞いては居ても立ってもいられずに刀を抜いて蓮生坊に斬りかかります。
蓮生坊は法童丸の刀を受け止めながら人として取るべき道を諭します。
心を入れ替えた法童丸は、法然上人、蓮生坊とともに父敦盛公の墓がある一の谷をめざして尋ねゆくことになります。
ところで、話は変わりますが、富沢神楽さんと直会で話している中で、由利ヶ浜という演目のことについて聞くことができました。
この演目は牛若丸の物語の一場面で、四国の高松城で鬼一法眼から巻物を奪還する際に、鬼一法眼の妹を籠絡して宝蔵に入ることができた。後日そのことがばれて鬼一法眼に耳と鼻をそがれてうつぼ舟に乗せられてはるばる奥州の湊へ流されたという話です。
土地の漁師に拾われて義経へあてた手紙を託して命を引き取るということですが、その皆鶴姫の菩提を弔った観音寺が気仙沼市にあります。
富沢神楽さんではこの演目での漁師役は道化で行うということです、是非見たいものです。
尚、皆鶴姫ゆかりの一景島神社がありますが、今月27日に例祭があり、神輿渡御が斎行されます。
動画でどうぞ。
