牧澤神楽 彦炎出見尊 @ 牧沢八幡神社例祭
本日は牧沢地区伝統文化再発見事業 南部神楽上演会から牧澤神楽さんの彦炎出見尊です。
囃子方は庭元一家とでも言えますでしょうか。
特に鉦摺りのお孫さんは大人気で、この日も沢山のお花が集中しました。
この彦炎出見尊は牧澤神楽の神台本によると岩戸開き、御室焼に続いての演目になり、一連の神代神楽の演目となっています。
そして続く演目は「作々結神語」になっておりますので、法印神楽の形式を踏襲していることがわかります。
兄 火遠理命 と 弟 彦炎出見尊
ああら不思議やな 鳥畜類を狩り出すとも一匹も狩れず、この弓に仔細あるべし、彦炎出見尊に返し申さんやのう!
一方の彦炎出見尊も、釣り糸を海に垂れるとも一匹の魚もかからず
兄上の釣り針にて魚釣りを楽しみ候が、何魚の業なるや、魚に針こそ奪われ候
失せたる上は是非もなし、吾が帯せし劔をもって造り返すなり
とはいえ、兄の許しを得られなかった彦炎出見尊は海中にある竜宮へ釣り針を探しに出かけることになります。
法印神楽では釣弓神語という演目で演じられます。
動画でどうぞ。
