栗原神楽 一の谷合戦 童子捨て子拾い上げの場 @第54回宮城岩手選抜神楽大会
:というわけで、昨日おこなわれました妙見北辰神社第54回宮城岩手選抜神楽大会から栗原神楽さんの一の谷合戦 童子捨て子、拾い上げの場についてです。
毎年のこととはいえ、栗原登米地方の皆さんの神楽大会に寄せる情熱には圧倒されるばかりです。
この日も神楽大会開始時刻は9:15で、終了予定時刻は19:30と、実に10時間を超える長丁場です。
各神楽組の皆さんも日頃とは一段違っった意気込みで神楽に向かい合っている感じがひしひしと感じられます。
さて、今大会の最初は中野神楽さんの荒神の舞でしたが間に合わず、次の栗原神楽さんの出演も途中からとなりました、すみません。
という訳でいつもどおりに神楽紹介と行きます。
本日は栗原神楽さんの一の谷合戦 童子捨て子 拾い上げの場についてです。
その前に栗原神楽さんの由来について
「明治一二年三月三一日、栗原悦之助が神道事務局に神楽の届出しをし承認を得た文書がある。
岩手県萩荘村市野々の自鏡山山伏神楽の指導を得たといわれている。
大正時代に復活、中断した。昭和五年、栗原の佐藤正吉が指導し再興する。その弟子代表の佐藤左吉に引継がれ現在に至っている。
初代庭元栗原悦之助が中断後を再興した。」とある。
夫である平敦盛が一の谷合戦で討ち死にしたと聞き、子の行く末を案じた玉織姫は吾が子を加茂明神の元に捨て子をします。
そこを通りかかった熊谷直実と法然上人が子を拾い上げた所から数奇な物語が始まります。
荒型の神台に特徴があります、力が入っています。
動画でどうぞ。
