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2014.08.18 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリシシ踊り

末角鹿踊@第53回北上みちのく芸能まつり

お盆中は雨降りが多く、秋の気配が感じられた。今日は暑くなったものの過ぎゆく夏を振り返ってみようかと。

で、今年のみちのく芸能まつりから、幕踊系の鹿踊をいくつか取り上げていきます。

詩歌の森鹿踊公演から末角鹿踊についてです。

末角は宮古市川井村小国にある集落で、旧小国村の中心部ともいえます。遠野市から立丸峠を越えて宮古市に至る小国街道筋にあります。
由来としては「明治九年七月小国村江繋尻石伝来廻向文」という伝書を保持している。江繋と尻石にも鹿踊があり、これらは繋鹿踊から習得したということ。その繋鹿踊は延亨2年(1745)に初めて踊られ、江繋には明治7年3月に繋鹿踊が伝授したということです。
いずれもカンナガラジシですが、ここは鹿7頭で踊ります。太夫ジシ1、二番太夫1、三番太夫1、ガワジシ3、メジシ1となり、囃子は太鼓4人(従来は2人)、笛2人ぐらいとなっています。
昔はツボケという虚無僧型の笠に道化の顔を書いてシシと共に踊る指導的役割を果たしていたそうですが、今はありません。



この日の隊形はステージ向けにアレンジしたものかなと思いますが、庭入りして扇形に並びます。

入羽から太夫ジシが狂いをして、次にメジシと共に踊ります。

DSC05023.jpg

その後に、太夫ジシと二番三番太夫で勇壮に狂いを踊ります。ここがやはり見せ場だと思いますし、太鼓も同時に跳ねますのでより一層の盛り上がりをみせます。

DSC05061.jpg

にわまきから一列に並んで舞い納めます。

DSC05098.jpg


動画でどうぞ。

テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2014.08.18 |

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祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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