赤谷神楽 牛若丸金売吉次鏡ヶ宿の場 @ 気仙沼市岩月復興公演
さて、本日は「南部神楽 気仙沼市岩月復興公演」から赤谷南部神楽さんの牛若丸金売吉次鏡ヶ宿の場についてです。
その前に、赤谷神楽さんの由来について
「明治二六年、鈴木築吉が庭元となり岩手県西磐井郡花泉町、上油田神楽の佐藤和三郎師匠の指導により、橋向神楽を創設する。
昭和二六年、工藤文市が庭元となり内容の充実を図り、赤谷神楽と改称した。
初代庭元鈴木蕊吉、現在の庭元工藤貞夫は五代目である。」
ということなそうです。現在の代表は小野寺和夫さんです。
で、演目ですが、鞍馬山から奥州平泉の藤原秀衡を頼っての道中に鏡が宿に投宿する牛若丸と、京都で金売りを終えて宝物を携えて故郷の金成に帰る途中の金売吉次兄弟が同じ宿に泊まることから始まります。
牛若丸さんです。
ところで、この神楽慰問公演を行ったのは南部神楽活動支援協議会という名称のもとに加盟している南部神楽五団体です。構成団体は岩手の狼ヶ志田神楽、達古袋神楽、大森神楽と宮城県の鶯沢神楽、赤谷神楽で、日頃は一関市の達谷窟毘沙門堂や金成の延年閣などで定期公演を行っております。
そして、この日は赤谷神楽代表の小野寺さんと現防衛大臣の小野寺議員のよしみでここ気仙沼の面瀬中学校仮設住宅の慰問公演となったということです。以前は南三陸町でも慰問公演を行っており次は陸前高田市でも行いたいと言っておられました。
演目についてはお馴染みの道化です。
面瀬仮設町内会の皆さんは神楽がおなじみのようで。「昔から神楽見てました」という年配の方がたくさんおりましたので、南部神楽の内容も熟知しておられて、道化でも存分に爆笑していただきました。
小野寺会長さんも皆さんに笑っていただけるのが何よりですと言っておられました。
神楽における道化というものの価値を再認識したところです。
動画でどうぞ。
