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2014.07.17 | Comments(2) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

細野神楽 敦盛・玉織姫別れの場 @ 第10回登米市民俗芸能大会

本日は細野神楽さんの敦盛・玉織姫別れの場についてです。

その前に細野神楽さんの由来についてです。

「細野神楽の由来については文献もなく定かではありませんが、江戸時代末期に始められたものと思われます。
明治十年代(一八七七〜八六)から二十年ほど途絶えた時期があり、当時、唯一の娯楽であった神楽がなくなったため賭博が流行しました。これを憂いた佐藤伊勢松・千代松親子が、明治三十三年(一九〇〇)若柳町畑岡(現栗原市若柳)から同系の「滝沢流畑岡神楽」より南部神楽師・高橋忠右衛門を招いて「細野神楽」を復活させたと言われています。
昭和二十年代(一九四五〜五四)に入り股旅舞踊の人気に押され神楽も一時廃れましたが、昭和四十七年十二月、地域の青年会の熱意と佐藤千代美翁の努力により復活した。」

保存会設立は昭和47年で、平成17年に登米市の無形文化財に指定されています。
保持する演目は、三番叟、天下舞、水神舞、八幡舞、天岩戸開き、山の神舞、西ノ宮、三宝荒神、宝剣納め、宝剣取り、笹割、稲田姫、おもろやき、彦火火、田村二代~三代、国分、羽衣、荒恵比寿、一の谷合戦、屋島合戦等

現在の代表は佐藤宏さんです。



幕だし歌は 〽 敦盛は 恋しい妻と 別れたよ~ ホー

敦盛です。

DSC03212_2014071720435787f.jpg

玉織姫です

DSC03217.jpg

不転退の決意で一の谷へ向かう前に、敦盛は身籠った玉織姫に自分の死後のことを言い聞かせます。
生まれた子が男なら黄金造りの太刀を形見にし、女の子が生まれたら十一面観音のお守りを授けるようにと渡して別れます。

DSC03223.jpg


動画でどうぞ。


テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2014.07.17 |

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Author:祭りの追っかけ
祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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