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2014.07.15 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

本吉法印神楽 道祖 @ 第10回登米市民俗芸能大会

さて、本日は特別出演の本吉法印神楽さんの道祖です。

本吉法印神楽さんの由来については当日パンフレットから

「本吉法印神楽は、古く気仙地方から旧志津川町戸倉地区に伝わったと言われ、複数の法印たちが組を作り、各地の神社の祭礼に奉納してきましたが、後継者不足などにより現在では隣の石巻市女川地区(旧北上町)の神楽組(女川法印神楽)の手伝いにより演じています。
この神楽組は、江戸時代から連綿と法印のみで神楽を伝承している数少ない団体の一つです。東日本大震災では大津波により神楽道具一切を失いましたが、女川地区の協力を得て町内の各神社での神楽奉納も徐々に増えつつあります。」
ということです。

本吉法印神楽は戸倉地区の神職を中心に荒町、志津川、袖浜、長清水、十三浜の神職やその家筋の人々によって行なわれてきたものです。
戸倉神社は、震災で社殿のみ残っていますが、その裾野の戸倉地区全域が被災しているため、未だに神楽奉納が出来ない状態で居ます。

そして現在の代表は岸波均さんです。



法印神楽では、昼神楽の初舞の演目を初矢と定めていますが、夜神楽の場合はこの道祖と決まっています。
(この地方では道祖(どそう)と呼ぶ)

これは猿田彦尊の舞で、神の道、地の道、人の道を正しく導くものとして最高の地舞とされています。

DSC03146.jpg

三宝の米を四方と天の神に向けて散供し、祝詞を奏上することから「播種の舞」とも言われ、屋敷払いと称して新築祝いに舞われることもある。

DSC03154.jpg

さて、この日の舞手は若い女性とのことで、しなやかな舞ぶりがとても好感がもてました。
これからの活躍をご期待申し上げます。

最後は太刀御神楽で舞い納めます。

DSC03185.jpg


動画でどうぞ。

テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2014.07.15 |

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Author:祭りの追っかけ
祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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