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2014.06.22 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

佐野向神楽 鳥舞 @ 第30回江刺神楽大会

さて、本日は奥州市江刺区で開催されました第30回の江刺神楽大会の模様から佐野向神楽さんの鳥舞についてです。

今回の江刺神楽大会は第30回目を記念する大会でしたが、いつもは秋に開催しているのをさなぶりの時期に合わせて本日の開催になったということです。
会場を江刺区内の各地区持ち回りとしているところに特徴があります。
江刺は伊達南部領の境目にあるだけに、同じ神楽といっても山伏神楽と南部神楽の両方が一度に楽しめる稀有な神楽大会となっております。



佐野向神楽さんの由来について「江刺の芸能」から

「嘉永6年和賀郡十二鏑村土沢神楽から高橋覚治、小山専太郎ほか数名の先生を招き、佐野向大城田庭元及川善助他9名tが伝授されたのが始まりで、以来130年を経ている。
昭和50年佐野向神楽保存会が発足し51年1月第十代目7名、52年第11代目11名が稽古を始めている。54年1月には部落小中学生がシガク舞、下舞を習得して春分の日に全戸を廻り披露するなどしている。」

佐野向神楽は土沢神楽の唯一の弟子神楽としてあるそうです、
保持する演目も式六番の他に神舞表裏14、座舞9、狂言舞6(忠臣蔵、お地曽、二人羽織、魚釣、お嫁入り、金山)ほどを数えておりますとのことです。現在の代表は菊池哲さんです。

DSC02355.jpg

鳥舞です。
大償流ということなのですがむしろ古態を残している感じです。
秋田の番楽もしくは遠野山伏神楽に近いです。

DSC02369_20140622195146a5e.jpg

手次の中に古い形が残されているような感じでいいなあと思いました。もしかすると今の洗練された早池峰神楽の以前の姿かもしれません。

DSC02381_20140622195147cea.jpg

動画でどうぞ。

テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2014.06.22 |

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Author:祭りの追っかけ
祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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