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2014.06.11 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

長下田神楽 高野山物語より石童丸 @ 第10回神楽共演石越大会

さて、本日は長下田神楽さんの 高野山物語より石童丸についてです。

その前に長下田神楽さんの由来については定本より

明治26年(1893)、岩手県西磐井郡花泉町の上油田神楽の南部神楽師 佐藤和三郎を師匠に招き、五穀豊穣を祈願して「橋向神楽」として創設されましたが、その後、二つに分かれ、昭和24年(1949)池田清治を師匠に「長下田神楽」として継承され、現在に至っています。

とあります。

長下田神楽さんには笛がつきます。



石童丸の物語ですが、これは仏教説話から様々な語り物芸に派生して広く庶民に親しまれた話です・・・て、最近はあまり知られていない話ですが。

家庭内の様々な事情で出家した刈萱道心がいるという高野山を訪ねてゆく妻の千里の前

DSC01928.jpg

そして、苅萱道心の子の石童丸です

DSC01930.jpg

はるばると 尋ねし我が子を前にして 父と名乗れぬ  はかなさよ

苅萱道心です。

DSC01931.jpg

高野山中で出会った幼子の名を聞けば我が子と同じ石童丸
しかしながら、今は自分は仏道修業の身なれば親子の名乗りをあげることはできない。

やむなく、苅萱道心の知り合いと名乗り、石童丸の父代わりに仏道の導きをしようと諭す。

「吾を父と思って慕えよ」と、

ここが観衆の拍手を誘う場面です。

DSC01937_201406112131007bc.jpg

動画でどうぞ。

テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2014.06.11 |

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Author:祭りの追っかけ
祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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