山ノ神神楽 水神舞 @第10回神楽共演石越大会
さて、本日はは山ノ神神楽さんの水神舞です。
山ノ神神楽さんの由来について
「神楽に関する文献資料等は現存しないが、江戸時代に法印神楽として行われてきたものが明治維新の禁令により法印神楽が途絶えたため、大正5年(1916)に新田山ノ神の千葉盛が庭元となり、栗原郡若柳町川南の高橋忠右エ門を神楽の師匠として招き、自らも舞手となり倉崎地区の若者達に神楽を指導し、山ノ神神楽を創設した。」
とあります。
ところで、高橋忠右エ門は、岩手県胆沢郡衣川村上衣川の生れで若柳町川南に婿養子に来た人で、神楽の師匠でもあり、志波姫の大平神楽等にも笹流として指導しているが、山ノ神神楽は滝沢流南部神楽と称している。滝沢流とは流神楽のことだと思うが、今では型が変遷しているように思えます。
こちらも後継者難が続きましたが、以前(閉校前まで)指導していた新田第一小学校の子供神楽経験者たちが、平成22年から後継者として参加しているとのことです。楽しみです。
山ノ神神楽さんは、神舞を多く伝承しています。
水神舞は、水神明神舞ともいわれ、田植え時期や雨乞い、井戸祓いなどの際に請われて舞うことが多いということでした。
また、東の神と西の神の争いを物語ったものともなっています。
青と白の荒型面をつけた二神の早御神楽で始まります。最初からキレの良い舞が続きます。
そこへ仲裁役の大和武尊が現れます。舞手は女性です。優雅な舞ですね。
丸く収まったところで千代の御神楽です、そして面を外してのクズシ舞となります。
動画でどうぞ。
