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2014.05.24 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

中野神楽 八岐大蛇退治 : 平泉郷土芸能祭 神楽大会

さて、本日は平成21年9月23日に行われました平泉郷土芸能祭神楽大会の様子についてリポートの千秋楽です。
宮城県栗原市の中野神楽さんの八岐大蛇退治です。

中野神楽さんの由来について定本より

「明治五年、佐竹幸吉が庭元となり岩手県西磐井郡厳美村、三輪流山谷神楽の師匠を招き指導を受け、中野神楽を創設した。
二代、三代とも山谷神楽の師匠の指導を受けた。現在は、佐竹精一郎が指導に当たっている。
、初代庭元佐竹幸吉、現在の庭元斉藤新一郎は四代目である。」

とありますが、現在の代表は佐竹正義さんです。
そしてこの日の胴取は広運師匠でございます。

簸川のほとりで嘆き悲しむ手名椎足名椎夫婦と櫛稲田姫です。

そこへ責めの拍子とともに素戔嗚尊が登場し、自らが八岐大蛇を退治せんと名乗りでます。



中野神楽さんの大蛇は「吊るし」です。
蛇頭は広運師匠作と思われますが、大蛇の体内には赤く初められた籾殻が入っており、一刀両断の瞬間に血しぶきとなって飛び散ります。

DSC07259.jpg

そして大蛇を操るのも技量が必要とのことです。

DSC07261.jpg

見事に大蛇を退治してめでたく御神楽を踊ります。
このあとクズシ舞になりますが、面をはずして装束を整える間に広運師匠の撥車が炸裂します。
いつ聞いても見事なバチさばきです。

そして、クズシ舞も独特のフォーメーションです。

DSC07275.jpg


動画でどうぞ。

テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2014.05.24 |

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祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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