大森神楽 岩戸開 @ 2009年 平泉郷土芸能祭 神楽大会
当ブログも気づいてみればエントリーナンバーが900になっておりますが、あいも変わらず詮方無い事をボソボソと書き綴ろうと、ってやれるのか1000番?
さて、そんな訳で本日は大森神楽さんの岩戸開きです。
この日の舞手を見てみますと、今諸般の事情で舞を休んでおられます方々も思いっきり神楽をしていて、ちょっと懐かしいですね。
大森神楽さんでは、笛を入れることを大切になさっているようで、これは師匠の大原神楽さんからのことと思われます。
幕だしの歌は エンヨー 天の岩戸を押し開きヨー エンヤー
そして天児屋根命が出て、胴取りの天の岩戸の神歌に乗せて一巡り舞います。
一緒に口ずさみたくなるような情緒溢れる神歌です。
天児屋根命が岩戸の由来を述べると幕から武御雷が出て責めの舞をし、岩戸開きの謀をすると、ともに御神楽を舞います。
次に手力男命が出て山谷流独特の責め舞をいたします。
そして岩戸が開き、天照大御神と月読命が出てきますが、月読命が天照大御神の肩に手を掛けて出て巡るのは山伏神楽の所作そのものです。
山谷流にはこうした山伏神楽由来のことが多く残されています。
そしてくずし舞いになる前に胴取殿の撥車と相成ります。
このメンバーでのくずし舞いは、現在はなかなか見るチャンスがないのではないかと思います。
来年??ぐらいには復活するか?楽しみです。
動画でどうぞ。
