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2014.03.17 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

石上神楽 水神舞 @ 第21回遠野郷神楽共演会

本日は石上神楽さんの水神舞についてです。

石上神楽さんの由来について「遠野の民俗芸能」より、

「明治初年に鈴木林之丞が大出早池峰神楽を習得したことに始まるということ。
旧綾織村の砂子沢に鎮座する石上神社の付属神楽となって現在まで伝承しています。
戦後に一時期途絶えていましたが昭和の終わり頃に砂子沢の馬場氏に指導を仰いで復活した。」

ということです。

演目の水神舞は旱魃の時などに雨乞い祈祷の神楽として行われたものです。
他には井戸替えや水路の造作などの時にも請われたということです。

日本六十余州の竜神の宋王豊玉彦命は、その棲家なる大川、小川、清水滝の水を穢されたことを怒り、三万三十二滝の眷属を音無川の源に集めて謀り神の氏子に祟ることを企てた。




このことを天照大神が知り、深く心を悩まされ、まず竜神への戒めとして、今より後は雨水を絶つべしと経津主命に命じた。そのため、干天続きで一滴の水も尽き絶えた。これによって、水に生きる竜神は生きることも困難になり、嘆き悲しみ日の神に助けを請うたのである。

DSC05410.jpg

日の神は、経津主の神を竜神に遣わして今より後は固く誓って神の氏子に祟ることなく神の氏字を守護するならば望みを叶えて、水は叢雨として与え大水神の官位を授けると示されたのです。竜神豊玉彦命は固く近い、大水神となられたという。

そして千代の御神楽となります。

DSC05428_20140317224929070.jpg

動画でどうぞ。

テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2014.03.17 |

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祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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