鱒沢神楽 龍殿舞 @第21回遠野郷神楽共演会
さて、本日は鱒沢神楽さんの龍殿舞です。
鱒沢神楽さんは、大出早池峰神楽の弟子神楽で、文化7年に大出神楽から12番の舞が伝授されたとあります。
演目の龍殿舞は天鳥船命と武甕槌命の二神の神話で、出雲の伊那佐の浜辺に両神が舞い降りたところ、建御名方神が抵抗したため、天の逆鉾を突き立てて国譲りを迫ったという神話に基づきます。
そして、国鎮めの祈祷舞が終わると、舞手は面を外して刀をお互いに保持しながらクグリッコを演じます。
このような二人での刀くぐりは三宝荒神舞のような三人舞に比べて、より動作の呼吸があわせられなければならないため、修行を要する舞となっています。
動画でどうぞ。
