盛町式年大祭 館山車復活へ!
昨日の岩手日報で報道された大船渡市盛町で4年に一度開催されている「盛町五年祭」のメインとなる館山車が復活するということだ。
この祭りは盛町鎮座の天照御祖神社の式年大祭に御輿渡御に供奉しての練行列が呼び物。
太鼓山車や手踊行列が流し歩く最後尾に地上10mもの鉾型の山車が出る。
戦前までは岩手県各地の祭りでもこのような高い山車が使われたが、街中に電線が張り巡らされて運行の妨げになったことや、高額の建造費に祭りの予算が追いつかなくなり廃止や形を変遷した所がほとんどで、今なお残っているのはわずかとなった。
盛町五年祭でも、かつては7つの館山車が繰り広げられていたというが、現在では木町と下町の2台となった。
その2台のうち、下町の山車は2010年に新調されたが翌年に震災により流失した。
「一度絶やせば戻せない」そう固く決心した祭りの下町実行委員会は全国からの支援を受けながら今年1月に山車の骨組に土台を完成させた。
今後は高さ10mの飾りと人形などを制作し、5月3・4日の祭り本番へと準備を進める。
大船渡の元気を取り戻すため、是非盛会をと願うものである。
これは2002年に撮影した下町の館山車
こちらは同じく木町の館山車
『山車再建、だんじりが応援 大船渡の祭り組に義援金』
