折壁初午祭
本日は旧暦の二月九日です。
で、一関市室根町折壁において火伏祈願の初午祭があるとのことで出かけました。
詳しい由来は岩手日報記事より
一関市室根町の折壁初午祭は、9日午前10時から同町中心部の折壁町内で開かれる。
かつての市日と「初午」が重なった年に開催される伝統の祭りで、2台の打ちばやし屋台が商店街などを練り歩く。
折壁初午祭は、折壁町の大火に由来する火伏せと、家内安全などを祈願する祭り。同町ではかつて「二の日」に市が開か
れており、旧暦の2月の2日、12日、22日の市日が「初午」に当たったとき、火防祈願を込めて直近の日曜日に開催されるのが慣例になっている。
今年は旧暦の2月12日となる12日が「初午」に当たる。
2011年にも市日と「初午」が重なったが、東日本大震災のため中止になり、祭りは08年以来6年ぶりとなる。
当日は午前10時に折壁町、屋中の両実行委の打ちばやしが繰り出し、火防を祈願する。
コメリ室根店駐車場に集合の後、国道284号沿いのサンショップ、JR折壁駅前などを通った後、一関東消防署室根分署、特別養護老人ホーム孝養ハイツを巡り、正午ごろ市役所室根支所で解散する。
折壁町では、文政9(1826)年に本町、新町の全でを焼失した大火があったとされ、天保8 (37)年、大正12
(1923)年にも大火があったという。

ということですが、折壁町の山車で打ち囃子を担当している南流太鼓の代表の方にお話を伺いました。
この祭りはもともと、軽トラックに神輿を乗せて町内を火伏せの札を配って歩いていたが、平成9年から打ち囃子の山車を巡行させることにした。
折壁町の山車に載せている神輿は室根山神社の本宮の古い神輿で、かつては室根山大祭で使われていたものということです。

南流太鼓には二人の道化(どげ と呼んでいました)がつきます。
打ち囃子に加勢したり、ときには道端で見ているご老人や子どもたちに「風ひかないように」とおまじないを掛けて歩いていました。

野中の打ち囃子は大変華やかで、室根山大祭においても使用される曲録の大きな花飾りが山車に付けてあり、火伏せ祈願なので古峯山の神様を出しに戴いています。

御花の御礼は伏見稲荷の御札です。
とても天気のよい火伏せ祈願の一日でした。
次は何年後になるのだろうか?

動画でどうぞ。
