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2014.03.06 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

刈敷神楽の活動休止

第35回志波姫神楽鑑賞会のリポートは昨日で終わりましたが、一言書き忘れたことがあります。

それは、当日の開会挨拶で志波姫神楽保存会長の鹿野さんがお伝えしたとおり、刈敷神楽の重鎮であられた後藤雪男先生が一月にご逝去されたということです。

そして、志波姫の神楽組の中でも重要な役割を果たしてきた刈敷神楽が活動休止の止むなきに至ったということです。

刈敷神楽は明治8年に神楽講中としての記録が残されていて、その後に姉歯神楽と沼崎神楽に分離したため大正ごろには衰退したということです。
それから後の昭和52年に刈敷地区在住で栗原神楽のメンバーであった佐藤典雄・阿部昭寿の指導を得て神楽愛好者がつどい復活した。

そして、刈敷出身の教員であった後藤雪男が自らが神楽の一員として太鼓や舞方をする一方で小学生に神楽指導を行い志波姫チビッコ神楽を組織するなど神楽振興に尽力し、さらには志波姫神楽鑑賞会を立ち上げて神楽の発展にも努力された方ということです。

志波姫地区には間海・大平・沼崎・阿久戸・刈敷・八樟の神楽団体があったということだが、これで現在活動しているのは大平・沼崎・阿久戸の3団体のみとなった。

みな古い型を残しているだけに、今後も元気で頑張ってほしいと願います。



写真は「栗原伝統伝承芸能記録保存」から転載です



テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2014.03.06 |

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祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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