川東神楽 安宅の関 @ 第24回衣川神楽まつり
さて、本日は川東神楽さんの安宅の関です。
物語は文治元年4月、一の谷・屋嶋・壇ノ浦と平家を壊滅した義経は、梶原景時の妬みによる告げ口によって兄頼朝の怒りを受け追われる身となってしまう。
義経は傷心の身を抱きながら山伏の姿に身を装いなつかしい平泉へと向かう
義経さん
弁慶さん
途中安宅の関所で関守の富樫左衛門に見悟られ、義経主従は窮地に立たされます。
東大寺勧進とあれば勧進帳を所持しているはず、聴聞仕ると迫られ、弁慶は白紙の巻物を出して勧進帳を空読みします。
が、不審の晴れぬ関守が山伏問答をしかけますが、弁慶は堂々と答えます。
しかし、家来が従者の中に判官に似ている者がいると注進し、関守が顔改めをすると義経であることを確信したが・・・
〽 應 追い込まれての武蔵坊 かくまでもして 殿を守る心意気 天晴なるぞよ 弁慶殿
大拍手です。
〽 彼も人なら吾も人 吾もぶしなら彼も武士 情けは人の為ならずとか
ここで判官殿に縄をかけるのはたやすけれど ここは武士の情けのかけどころ
関守の情けによって無事に安宅の関所から逃げ延びられた弁慶は、主君に無礼な振る舞いをしたことを詫び切腹しようとするが、義経は必死になって自分の身を守ろうとした弁慶の気持ちに感涙し、礼を申しこれを許します。
動画でどうぞ。
