小田代神楽 宮鎮舞 @ 第7回祀りの賑わい
今回の豪雪により交通遮断など未だに孤立している地域の方々がおられるということです、一刻もはやい復旧が望まれます。冬季オリンピックのニュースすら神経を逆なでにされていると思います。
さて、本日は神楽は地域の宝だということについて。
小田代神楽さんの祀りの賑わいから「宮鎮舞」ですが、昨年の岩手県青年大会の文化部門民俗芸能の部において最優秀賞を受賞して全国切符を手に入れ、11月に行われた第62回全国青年大会に出場して努力賞の栄冠を受けました。
今回は、そういった意味も含めて当日出演したメンバー(舞手、囃子方)で地元の皆さんへの報告という形の上演になりました。
舞手の裕史さんは、小学生時代にこども神楽の経験はあるものの、その後神楽から離れていた時期があり、本格的に神楽に取り組み始めたのは3年前ということです。
それからの短期間で難曲である荒舞の宮鎮や荒調子などを見事に演じられるようになったのは、ご本人の修練の賜物と思います。
瀬台野神楽系では裏式六番の中の二番目に宮鎮が組まれていて、菊理姫神とも事代主神の舞ともいわれていて、新築改築落成式や年回忌での演目とされているようです。
そして、宮鎮舞の表舞は山の神であります。
最初は荒方面を付けての練舞があり、後段は直面での崩し舞となります。
幕だしは 〽サンヤー みやしずめ みやあしずめ いさんよー
ネリの四方かため、悪魔払い
崩し舞では六算秘法の練返し舞となります。
太刀舞による火難剣難諸病退散、鎮魂舞と続きます。
崩しの口唱歌から
〽 やあえい 六三なあよ あげて 九つ踏み鎮め 悪魔を祓う衆生護れや 衆生護れやあほう
最期の双刀での太刀御神楽は見事です。
動画でどうぞ。
