村崎野大乗神楽舞初め 権現舞
さて、今日は村崎野大乗神楽舞初めから権現舞です。
ことここに至って、特別に薀蓄を傾けることはなけれども、大乗神楽の権現舞は山伏神楽の権現舞と同様である部分と違う部分があるということを少し。
下舞部分では手次はおおよそ同じであるが、大乗神楽の場合は仏教色が濃いために常にお上数(数珠)が採り物のように繰り出されている。
そして、権現を戴いて舞うのであるが、権現様の袰幕自体が他の山伏神楽とは模様が違っている。
大乗神楽の権現舞の幕の模様は蛇の鱗紋となっている。これは仏教上の説明として佛菩薩の守護神としての蛇神の現れという。
いずれ、この日は村崎野大乗神楽さんの初舞ということで、めでたくも初春を寿ぐ神楽座に立ち会うことができておおいに満足する一日となりました。
今年一年の皆々様のご多幸をご祈念するとともに、民俗芸能の更なる発展の一年となるように!
動画でどうぞ。
