村崎野大乗神楽舞初め 荒神
小寒を過ぎてかなり寒さが身にしみるようになりました。今朝もマイナス6度ぐらい。
さて、本日は村崎野大乗神楽舞初めから荒神舞についてです。
荒神といえば、竈の神、火の神としての意味合いがありますが、浜神楽の方では両手にロウソクを持って御神楽を舞うなど祈祷色の濃い演目であり、火産霊命の火伏せを祈る舞ともなっているようです。
そして大乗神楽でも素戔嗚尊の舞とされ、三つ目の白面に鳥兜をつけて腰には四本の御幣を挿して幕から出る。
扇にて三礼を舞い、定印をきめます。
舞台の四方に大根を輪切りにしたものを立てておき、それに御幣を一本ずつ立てて行きます。
順番は丑寅・未申・辰巳・戌亥の方角となっているようです。
祈祷の舞が行われると、今度は逆の順に御幣を大根から抜いて行きます。
一本ずつ抜きながら後生楽を踏み、御幣を組み立てていき、四本になったところで御幣を八方固めに組んで舞います。
この辺がクライマックスともいえます。見事です。
最後に御幣を幕内に向かって投げて種々の印を結んで祈祷します。
内縛印です。
それにしても、大乗神楽では法印神楽由来と思われる演目の際に打つ太鼓の打ち方はさながら法印神楽の胴取とよく似ています、というよりその伝承なのだと思います。
動画でどうぞ。
