白鳥神楽 岩戸入り
本日が昨日に引き続いて、前沢郷土芸能祭から白鳥神楽さんの岩戸入りです。
その前に白鳥神楽さんの由来について定本から
「大正九年頃、当時白鳥地区に三つの神楽団体があり、初代神楽名は部落の名をとり塔ヶ崎神楽と称していた。この時指導を受けたのは衣川村川内神楽(三輪流山谷神楽系)であった。昭和初期二団体は解散した。
昭和四○年三輪流山谷神楽の流れをくむ衣川村川内の菅原清吉、菅原栄助並びに平泉戸河内の千葉喜一の三師匠の指導を受け、白鳥神楽と改称した。
初代庭元鈴木貞治郎、二代柏山金兵衛、三代鈴木新喜、現在の庭元鈴木貞雄は四代目である。」
とあります。
この日の胴取は岩渕拡美さん、鉦は鈴木茂美さんと佐藤武治さんです。
いわゆる山谷系の神楽です。同じ旧前沢町内ですが北上川を挟んで昨日の成岡田神楽とは伝播経路が違っていたことがよく理解できると思います。(前沢の北上川東岸は昔は東磐井の一部でしたから)
演目の岩戸入は月読命と天照皇大神が天の岩戸に行こうとして探していると猿田彦の神に会い、道行きを尋ねるという話です。
月読命さん
月読命と猿田彦命の問答の場面です。
白鳥神楽さんも現在は中々上演の機会がなく、お目にかかるのが困難です。
地元の白鳥小学校児童に御神楽を長年指導し、伝承の継続に尽力されてきましたが、その白鳥小学校もこの3月で閉校し前沢小学校に統合してしまいますので、益々伝承が難しくなって来ると思います。
何とか継続していくよう願うものです。
動画でどうぞ。
