狼ヶ志田神楽 秀衡公二度対面の場 @ 農民の家公演
本日は、狼ヶ志田神楽さんの秀衡公二度対面の場についてです。
その前に狼ヶ志田神楽について定本より
「狼ヶ志田神楽は、文久元年神楽の祖、菅原甚太郎、菅原新右エ門、菅原今朝吉、小野寺長蔵等が、小山、中沢神楽の本庄板太郎より山伏神楽を伝授された。
明治二十五年十一月、菅原甚太郎が上昼沢佐藤家を通して達古袋と縁組をしたことから、西磐井郡萩荘村達古袋阿部徳太郎、小岩彦三郎両師匠より達古袋神楽を伝授された。
達古袋神楽は、達古袋に永住した羽黒山系山伏一七代元道常学院相模坊が指導したと言われる。
大正五年二の台、菱ヶ森、大正八年恩俗、衣川雲南田等に狼ヶ志田神楽を伝授している。
明治二五年初代庭元菅原甚太郎より昭和四四年九代庭元青沼松男に引継がれている。」
そして、この日は久々に大先生の青沼松男さんが胴を取りました!
義経さん
弁慶さん
秀衡公二度対面の場は、牛若丸の父源義朝が平氏に奪われた多神通虎の巻物八十四巻を四国は熊山城にいる鬼一法眼から取り戻せと助言されたことに始まる。
牛若丸は単身熊山城に潜入し鬼一法眼の娘である皆鶴姫の手引によって巻物を見つけ出し、鬼一法眼との戦いにも勝って平泉に凱旋する場面となります。
秀衡公に巻物を差し出します。
巻物を検分した秀衡公は巻物の数が不足していることを不審に思い牛若丸に訳を尋ねます。
牛若丸は、鬼一法眼との戦いで見失ったものもあるが、足らざる部分はこれから自ら修行を重ねて会得していきたいと決意を述べます。
その心意気に感心した秀衡公は源氏再興のため力を貸そうと誓い合い、千代の御神楽となります。
動画でどうぞ。
