達古袋神楽 岩戸開き@農民の家公演
本日からは去る12月21日に鳴子温泉の農民の家にて行われました南部神楽活動支援協議会の公演の模様をリポートしていきます。
南部神楽活動支援協議会は平成24年に発足した南部神楽の活動を盛り上げるためのグループで、参加団体は登米市石越町 赤谷南部神楽保存会、栗原市鴬沢 鴬沢神楽保存会、岩手県一関市 達古袋神楽会、岩手県奥州市衣川 大森神楽保存会、岩手県奥州市胆沢 狼志田神楽保存会です。
今年は従来の達谷西光寺と延年閣での公演の他に復興支援として沿岸被災地での公演も行われました。
この日は五団体の舞納めも兼ねておりました。
さて、トップバッターは達古袋神楽さんの岩戸開きです。
その前に、神楽さんの由来について定本より
明治二年の火災で記録を失ったので資料はないが伝える所によれば、八幡神社は田村麻呂公の勧請といい、康平五年(一○六二)八月一五日再建の棟札もある。
八幡山常学院は、京都本山派の相模坊が、文明一○年(一四七八)開設し、古くから八幡神社の奉納神楽として法印神楽が舞われて来た。
なお弘化年代(一八四四)に神楽も盛んになり、明治以降には、胆沢地方、宮城県北、栗原郡、玉造郡等にも伝えられた。
明治以前は常学院が宮元となり指導に当ったが、以降の歴代師匠は、明治一一年小野寺伊三郎、明治二○年阿部徳太郎、明治二五年小岩勝蔵、明治三○年小岩利右エ門、小岩彦三郎、大正九年~昭和三八年まで阿部長治、以降阿部孝が指導に当り後継者の養成に当った。
とある。
演目の岩戸開きについて
天児屋根命が千代の御神楽の由来を語ります
建雷男の神です。
天宇受売命です。
手力雄命が岩戸を海中に放り投げると天照皇大神が現れます。
千代の御神楽となります。
岩戸くずしの舞です。
動画でどうぞ。
