綾内神楽 三韓の舞 @石鳩岡神楽交流会
今朝は雨が降ったかと思えば霙になり、かつまた雨雪が道路に積もるという季節の移り変わりようの様が決然として現れた朝でした。
さて、本日は綾内神楽さんの三韓舞についてです。
三韓とはご周知のとおり古代に朝鮮半島に割拠していた百済新羅高麗の三国で、これらの国々から日本のヤマトに来訪していた人々が多く居たということです。
そして、仲哀天皇の年代になるとその妻である神宮皇后が政務を取り,なおかつ朝鮮半島へと版図を広げようとしました。
そして神々の戦が始まりますが、ここで朝鮮族側は炭俵を振りかざして応戦します。
ここは道化があった箇所かもしれません。
そうこうしてネリの部分が終わると、面を外してのクズシ舞となります。
またも客席の川崎さんから、ぜってにビシッと決めろよとの掛け声が掛かります!
この三韓の舞は神宮皇后が主人公で、日本の古代の神々の正当性を訴える演目となっていますが、それ以上に神宮皇后の子である誉田別命(八幡神)の出自正当性を訴える内容の神話となっているようです。
もっとも、仲哀天皇以降の天皇はこの神宮皇后遠征以降は朝鮮半島から出てきた有能な官吏を重用し、そして大和民族の優秀な後継者だと主張していた時代の物語のような気がします。
動画でどうぞ。
