朴ノ木沢念佛剣舞 三人怒物・熊払い
本日は金ケ崎町郷土芸能発表会から招待団体ということで奥州市胆沢区の朴の木沢念仏剣舞についてです。
身近にある芸能団体ですが、当ブログで取り上げるのは初めてだったということにさっき気づきました。以外だ。
という訳で、当日プログラから由来について
「伝承では、平泉高舘の駄一郎が都鳥村(現南都田地区)に伝承。その後、寛政8年(1796年)都鳥村の長八より小山堀切、伊勢堂の平助に伝承されて始まったとされています。
(文久3年の石碑が残っている)
平成5年12月、「鬼剣舞」として、北上市と旧衣川村の3団体と共に、国指定重要無形民俗文化財の指定となりました。
兄頼朝と藤原泰衡の裏切りにより、奥州平泉で無念の最期をとげた、義経主従の亡霊が毎夜高舘に現れ、泰衡が亡霊退散を願い祈祷させたところ、釈迦の化身である一匹の猿が現れ、荒れ狂う亡霊達の中に交じり念仏を唱えながら踊る、亡霊達の心も安らぎ成仏したこという由来に基づく踊りです。」
伝承地の堀切、伊勢堂は衣川中心部から北方に8km程のところで、隣接した集落とも言える。
演目の三人怒物は赤面の踊り手が三人、開扇を手に舞い込む所から始まる。
次に刀を抜いて刀潜りをする。
最後に一人が残って両刀を手にして踊る。
(最初の方の太鼓の調子が法印神楽の太刀御神楽に似ています)
次の演目は一人怒物のうちのひとつである「熊払い」。
一人怒物の演目は全部で6つあるといいます。
当日パンフレットより「この舞は1人で舞うもので、激しさと緩やかさの中に武者の亡魂が気持ちとなってい現れ、特に中後半での二本刀を用いながらの舞は亡魂が激しく荒れ狂うさまが表現され、やがて緩やかに静まってく舞です。」とあります。
川西のオッコミを彷彿とさせます。
非常に力強い舞ぶりとダイナミックな迫力に最前列のご婦人方が大変感動して声援を送っておりました。
見事な力舞です。
動画でどうぞ。
