前田鹿踊 礼舞@大船渡市郷土芸能まつり
今日は、「第43回大船渡市郷土芸能まつり」から前田鹿踊りについて。
由来について
今に伝わる伝書及び由来書によると本吉郡入谷村の四郎兵衛の弟子の入谷村善九郎が貞亨年中(1684-1687)日頃市の金山に働きに来ていた際に田茂山内野の七右衛門と、猪川村前田の市兵衛に伝授したものと伝える。その後、市兵衛の弟十右衛門が伝授されて元禄年中(1688-1703)まで踊り、市兵衛の子の市郎兵衛、そのまた子の清右衛門が継承する。
とあります。
この鹿踊組は九人踊りであるのが特徴である。
本来は八鹿にリーダー役の坊主(和尚)が入ったのが行山流の始めだと思うが、現在は殆どの組が八人踊りである。
しかし前田鹿踊りでは小鹿を入れて九人踊りを守っている。これは古態を残した形と言える。
いづれ、浜では暴れん坊の異名を取る前田鹿踊りである。
8月に盛町内で門付けをする前田組を拝見したが、よい形を残した鹿踊り組であります。
動画でどうぞ。
