石橋鎧剣舞 五ヶ棒 @大船渡市郷土芸能まつり
本日は11月3日に行われました第43回大船渡市郷土芸能まつりから石橋鎧剣舞の五ヶ棒について。
由来についてのおおよそは次のとおりです
「石橋鎧剣舞は、およそ135年前の慶応年間に石橋・田代・長岩の青年有志が六郎峠を越え上有住檜山地域に通い伝授されたものと言われています。舞は、七稚子(ななつご)・五ヶ棒・中踊り・おんべこ踊り・なぎなた・捲立(まきたて)・高舘(たかだて)・浪(なみ)合わせ・回向(えこう)の9つからなります。ササラが2面あるのが特徴です。」
ところで、この石橋鎧剣舞の胴打ちが2名おりますが、お二方とも私の仕事仲間であり先輩です。
このように地域活動の主体となってご活躍されていることに頭が下がるおもいです。
石橋鎧剣舞の伝承の中で平泉の戦から発祥した経緯が語られています。
文治五年、頼朝の奥州攻めによって泰衡配下の手によって高舘で滅んだ義経主従が夜な夜な亡霊となって平泉を混乱させていた。
それを鎮めるため僧侶が命ぜられ亡霊と闘っていたところ一匹の山猿が現れて亡霊を連れ去って行った。
ゆえに、この小猿を背に追って悪霊退散させることが後々に伝承されたのが剣舞の中に取り入れられてということです。
この五ヶ棒という演目は緩やかな動きが特徴で、哀愁を帯びた所作であることから上演される機会が少なかったそうです。
今回は演目の伝承を維持するため、1ヶ月の稽古を経て上演することができたということなそうです。
動画でどうぞ。
