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2013.11.08 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリシシ踊り

小通鹿踊り @第43回大船渡市郷土芸能まつり

そういう訳で、暦の季節では冬になりましたが今日は鹿踊りの話題です。

去る11月3日に行われました第43回大船渡市郷土芸能まつりの様子を掲載します。

今日はそのうちからトップバッターの小通鹿踊りさんです。

小通鹿踊りは、大船渡市の中でも山間部に位置する日頃市町の東南地区にあり、大船渡の町部と日頃市の中間地点にあります。


由来としては、嘉永五年に小通部落の松右衛門が東磐井郡大原村山口部落の喜平・喜三郎という鹿踊りの二人の師匠から伝授され、小通部落に伝えられた。行山流を名乗るとあります。



踊り組は8人構成で真ん中前の「ナカダチ」を中心として行われるが、この仲立ちになるには順列があり、仲立ちになるには概ね左側最前列の「ヒダリクチワ」から仲立ちの真後ろの「シガリ」を経なければ即位することができない。儀礼と階梯を重視する鹿踊りの重要な伝統である。

DSC09885.jpg

演目には鉄砲踊り、案山子踊り、三人狂い、大松狂い等がある。
三人狂いは役踊りとも呼ばれ、八名の踊り手の中から三名が出て、他の五名がまわりに峙するなかで踊る。

DSC09905.jpg

岩手の鹿踊りで内陸部と沿岸部の装束で大きな違いは鹿頭の牙に付けたフサッコがあるかないかである。
これは別名「クサカリ」とも称して風流さを魅せる大切な部分である。

DSC09920.jpg



動画でどうぞ。

テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2013.11.08 |

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Author:祭りの追っかけ
祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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