信仰を紡ぐもの
先週の日曜日に一関市山目字外山地区で毎年7月14日に行われているという天王祭に行ってきた。
たまたま知人が居住する地区だったので、良かったら見にこいとお招きをいただいていた。
早朝の7時30分に山の神神社につくと、当番のご婦人方が祭りに参加する者たちの共食する朝食を作るところだった。
何やら民俗学的行事の雰囲気がしてきたので、気合を入れて(?)取材をすることにした。
祭りを主宰する神官が到着するまでまだ間があったので、知人とともに神社に隣接する別当家を訪問した。
当代で21代目と笑って説明してくれた別当の阿部さんがいろいろと祭りの話をしてくれたが、詳しいことに及ぶと「祭りのことを全部やっていた親父お袋が亡くなったので、私はよくわからないのです」といいながら見せてくれたのが神社の年間行事表である。
ここの山の神神社の神官は隣の萩荘地区にある橿原神社の神官が兼任していて、他にも数社を兼任しているために年間にすると随分と忙しそうである。
また、この外山地区だけでも新年の歳徳神から始まって火伏せの秋葉神社、交通安全、天王祭、雷神社、秋季例大祭、八幡、大祓などなどの祭礼の度に地区の当番が御札を回しているというのだから地区の当番も忙しければ財布もいそがしそうである。
などと思いながら朝からご馳走を御相伴しつつ古風な門付けの獅子舞の追っかけに出発するのである。
明日に続く・・・
